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2025年度 消費生活相談フォローアップ講座が開催されました

レポート

 2026年1月10日(土)13時30分~17時、白金キャンパスで、消費生活相談フォローアップ講座が開催されました。本講座には、関東近辺の消費生活相談員のみならず、消費者行政関係者、学識経験者、弁護士、企業関係者、さらには本学の教員や学生も出席しました。

 テーマは、「クレジットカード・トラブルの多角的検討~最近の事例から:カードの不正利用/ウォーターサーバーの契約トラブルを中心に~」です。クレジットカード決済は拡大するキャッシュレス経済の中で大きな割合を占めており、クレジットカードは、消費者にとって、便利で身近な決済手段となっています。一方で、その仕組みや消費者トラブルは複雑なものもあり、消費生活相談員にとって、フィッシングの最新の手口と対処方法の把握や、クレジットカード関連の制度や取引内容の理解は容易ではありません。そこで、キャッシュレス決済の理論と実務に精通した専門家である山本正行先生(山本国際コンサルタンツ代表・本学法学部非常勤講師)と岩崎純講師(カードウェーブ編集長)をお招きし、クレジットカード関連の仕組みや被害等の最新動向を、基調講演において解説いただきました。また、本年度の講座では、消費生活相談等の現場で活躍する実務家の澤村美賀講師(全国消費生活相談員協会参与)を交えて、パネルディスカッション形式による事例研究も実施しました。

 基調講演では、最近のトラブルの傾向と関連する仕組み等について、分かりやすいイラストを交えつつ、基礎的な制度から3Dセキュアやパスキーによる最新の対策などを含めて具体的に解説いただきました。

 パネルディスカッションでは、カードが第三者によって不正利用された事例(フィッシングによって個人情報が盗まれた可能性があるものの、取引は認証サービス(3Dセキュア)を用いて本人利用であることが認証されているため、クレジットカードの利用規約上は補償されない。)等について、消費者から聴取すべき事項、カード会社や加盟店との対応方針などを具体的に議論しました。

 パネルディスカッション中の質疑応答では、参加者から、キャッシュレス決済やクレジットカードの一般的な制度や仕組みに関する質問のほか、具体的にどのような要素が相談対応や交渉で重視されたのか等の実務的な質問がなされて、活発な議論が交わされました。

 今後も、随時、消費生活相談フォローアップ講座を開催する予定です。引き続き、多くの方にご参加いただければと思います。

(文責・能勢弘章)