白金法学会論文賞

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2019年度 白金法学会論文賞審査結果

1.総評

今年度は、次の6つのテーマから1つを取り上げ、具体的問題点を踏まえて、その法的課題や解決策等について論じて下さいというものでありました。

  1. 高齢者による交通事故をめぐる法的・政策的課題
  2. 子どもをどのように守るか~法律・政治的観点から
  3. 裁判員制度の現状と課題
  4. 領土問題について考える~学生の立場から
  5. グローバル化が日本の法や政治に与える影響について
  6. 自分が最も関心ある法的または政治的な問題について(自由論題―1,2年生限定)

今回の応募総数は、テーマ⑥のみ1件でありました。

審査経緯

論文審査は、白金法学会の役員によって行われました。教員役員3名が、OB役員3名が、それぞれ審査にあたりました。10月19日に開催した審査会において、厳正な審査を行った結果、応募論文に優秀論文賞を授与することと致しました。

講評

井上さんの論文は、論文としての体裁の基本が出来ていたこと、近年問題となっているタイムリーなトピックをテーマに選んでいること、さらにご自身でアンケートを作成しその調査結果を論文に反映している点については、好意的に評価されました。他方で、アンケートの調査対象・実施状況についての説明がやや不足している印象は否めなかったこと、そのためアンケート結果に基づいて導き出された結論につき疑問が生じるとの意見も出されました。アンケートのサンプル票も含めてもう少し細やかな補足をし、それを踏まえて今後の課題を検討する姿勢がより明確に示されていれば、論文としてさらに高い評価が得られたはずなので、その点は惜しまれました。ただ、1年生の論文としては概して高評価を得ている内容であり、今後の井上さんへの期待も込めて優秀賞に相応しいとの判断に至りました。

2.審査結果

  1. 最優秀論文賞:該当なし
  2. 優秀論文賞:1件
    井上華綸(法律学科1年)
  3. 奨励賞:該当なし
  4. 参加賞:応募者全員